社会全体として、この数十年間でパラダイムの大きな変化が起きています。
売上や利益といった画一的な成果や指標、また効率化や合理性だけを追求する時代は終わりました。現代は先行きが不透明で、多様性が大切な時代です。
この不透明な時代を、幸福に、自分の軸を持って生きる個人、そして個人の多様性を内包した組織は、どうしたら実現できるのか?
端的に言うと、幸福な個人の集合である「自律型組織」は、どうしたら実現できるのか?
これが今、僕が経営者として一番興味のある問いです。
弊社の事業領域は、多様化が進んでいます。施工、環境エネルギー、介護福祉、コワーキング、飲食店、イベント企画、地域創生、等。
このような多様な事業展開を、多様な個性を持った個人が実現しています。
近年は、働きがいのある会社ランキングやホワイト企業大賞など対外的なアワードも多く受賞しています。友人の会社から相談を受けアドバイスする機会が増え、事業としても取り組みを開始しました。
本質的なポイントは?社会全体に共通する原理原則は?
自分たちだけではなく、他の組織でも実現できる再現性を持つにはどうしたら良いのか?
問いを持ちながら、探求と実践を繰り返した結果、その原理原則は現代版の「論語と算盤」であると行き着きました。
論語
発達心理学の一分野「成人発達理論」を土台にした、人々の意識変容の促進
算盤
数字と主体的なアクションを繋げる仕組みや文化の醸成
「自律経営システム」の構築
単に人事制度などの仕組みや研修を導入するだけでは、自律型組織にはたどり着けません。個人の自律度や組織の成熟度に合わせて、段階を踏む必要があります。
まずは経営者自身が組織の現状を正しく把握し、理想と現状を埋めるための方針(組織計画)を立て、論語と算盤をバランスさせる。このステップにより、再現性が高く、幸福な個人と幸福な組織の両立が実現できると気づきました。(詳しくは著書『強い組織ほど正解を捨てる――10000人の経営者と対話してたどり着いた「きれいごと経営」』で触れています。)
この組織変革ノウハウを体系化し、他の組織でも実現できる再現性を持たせたサービスが「ココシフ」というサポートプログラムであり、私たちの新たな挑戦です。
私たちはこれからも、自分たちが一番の実践者であるとともに、個人と組織の幸福な在り方を世の中へと広げていきます。
幸福な「個人と組織」の実現に対する私たちの挑戦を、ぜひ応援いただけると嬉しいです。
代表取締役社長